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「プレミアム」
プレミアムアウトレット、プレミアム会員、プレミアムモルツ…なんでも「プレミアム」ってつくとなんか特別感がありますよね。
そういえば、プレミアムフライデーって結局なんだったんでしょうね。
月末の金曜日でしたっけ。
確か最後の金曜ぐらいは早めに退勤して、飲食業にお金を落とそう的な試みだったと記憶していますが、もうそれどころではないし、それ以前にとてもこんな勝手な仕組み定着するはずもないですよね。
だったら自ら作り出せばいいのでは？
という訳で、今日は午後半休を取得して一人で休暇を満喫してみました。
(有給持て余してただけなんですけどね)
まだ月末ではないですが、当人が思い立ったその日が「プレミアムフライデー」となるのです。
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明るい内の酒
仕事もそこそこに、お昼休憩のタイミングでそそくさと退勤。
もちろん上長その他諸々の許可は得ていますが、社会に毒された一般平社員は何となく後ろめたさを感じつつ、振り切って目的の場所へ。
某大手ファミレスチェーンです。
職場から歩いて2,3分のところにあるところで、事前に今度午後休暇を取ったらまずここへ行こうと決めていました。
まずここは注文がタッチパネル。
口に出すことなくお目当ての料理を頼むことができます。
また、良心的な価格設定で且つ豊富なメニューバリエーションなので、がっつり食事するのも軽くつまむのも自由。
目的を達成するには好条件でした。
店に入ると丁度お昼時で休憩に来たスーツや作業着姿の会社員と思しき人たちで、そこそこ賑わっていました。
おひとり様であることを伝えると、専用の席に案内されました。
そんなのがあるなんてちょっと意外でしたが、人との接触を避けたがる陰キャにとっては最高です。
目の前のタッチパネルを適当に弄くって注文。
暫くすると「ドリンク」が最初に着ました。
優勝。
もうこの時点で背徳感やら高揚感やらでゾクゾクしてました。
後適当につまみも頼んだのですが、心なしか提供が遅い気がしました。
真昼間からファミレスで一人で酒盛りおっぱじめるキ〇ガイに、出す飯なんてねぇということかと被害妄想をしているところにまとめて到着。
✝断罪のソリテュード✝ pic.twitter.com/9wKASIOECP
— ギリ常人 (@chapy_poke) 2020年11月20日
ビールちょっと減ってるのは察して下さい。
席の全体像はこんな感じで、
向かって右側に通路があって左側は低めのパーティションとなっていて、こんな席が前にずらっといくつか並んでました。
なんか個室みたいで、正直とても居心地よかったです。
最初は、
「こんな環境下だったら、絶対飲みすぎちゃうし食べすぎちゃうなぁ～！」
と意気揚々と追加注文する気でしたが、割とこれで満足しちゃったので、食べ終わったらお会計にしました。
内訳は
秋田県産白神あわび茸のグリル 549円(税込み)
アイダホポテトたらこ 329円(税込み)
プレモル 274円(税込み)(ハッピーアワー)計1152円
ちょい飲みにはちょうどいいんじゃないですかね。
どのファミレスかは、その気になれば容易く特定できると思うので、興味あったらいかかでしょうか。
(決してすか〇らーくの回し者ではないです)
どうでもいいですが、私自身学生時代同じ系列の飲食店でアルバイトをしていたのですが、都心の店舗はちゃんと教育の行き届いた正社員が店回してて、学生バイトとパートのおばちゃんしかいない田舎のファミレスとは全然違うなと思いました。
ほろ酔いで何となく多幸感を感じつつ店を後にして、電車での帰り道ついでに暫く適当な店をうろついていました。
一杯ぐらいならわんちゃん業務中に飲酒してもバレねぇんじゃないかと本気で思いましたが、テンションの違いとか絶対どこかでぼろが出て結局勘付かれそうですね。
まぁ流石にそこまでのリスクを冒してまで飲酒しようとは思いませんけど。
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結局麺類
最寄り駅までの中継地点で降りて、以前から気になっていたつけ麺屋に行きました。
最近ラーメン屋巡りをちょっとした趣味にし出した新参者なので、いまいちよく分からないですが、カップ麺とかである「辛辛魚」の店？だそうで。
私自身辛い物はそこそこ好きですが、別に特別好きな訳でもないので、辛辛魚ではなく野菜等のトッピングが乗ったつけ麺にしました。
— ギリ常人 (@chapy_poke) 2020年11月20日
ニンニクもがっつり入ってるみたいで、この明日が休みの金曜に午後休暇取ったタイミングに食そうと決めてました。
個人的にどちらかというと、つけ麺よりラーメンの方が好きなのですが、これはとても美味しかったです。
脂は甘くて野菜もシャキシャキ。スープは濃くともくどくなく、魚介系よりも動物系寄りでした。多分。
麺も顎が疲れる感じではなく、ずるずるすすれる逸品で今まで食べたつけ麺中でもかなり好みでした。(母数4,5店)
さっき酒盛りしたことも考え、チキって200gにしましたが300gでも平らげられそうでした。
いつか素人ながらラーメン屋レポでも上げようかな。
お腹と心が満たされたので、お次は「身体全体」を労わるべく次の場所へ…
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整いました
私は「入浴」という行為が好きです。
どれぐらい好きかというと、小学生の頃37℃代の微熱がある中
「身体が気持ち悪いから汗流す程度にお風呂入る！！」
と親の反対を押し切り入浴し、なんだかんだ20分ぐらい湯船に漬かってたら、翌日39℃近くまで熱が上がったぐらい。
(それ以降は熱があったら本当にシャワーを数分浴びるだけにするようになりました)
そんな自分語りは置いといて、これまた帰り道途中の駅近くにあるスーパー銭湯へ。
駅に向かう電車内には時間帯的に高校生がたくさん乗っていて、高一の妹に出くわさないかひやひやしながらも下車。
今日は11月も下旬にしては、少し暑いぐらいだったので、一刻も早く汗を流すべく歩く速度も自然と早くなりました。
この場所にはよく家族で来るので、父親名義の会員証を勝手に持ち出し会員料金で入場。
本当に湧き出してる温泉や人工炭酸泉、更にはジャグジーや塩塗りたくれる蒸気サウナまであり、都心から少し外れてる割には色々あります。
勢い余って一時間半入ってました。
休日と比べると客も少ないし、小さな子供もいないし結構快適でした。
まぁ身体よぼよぼで頭が実験に失敗した博士みたいな爺さんや、何喰ったらそこまで太れるんだって腹してる禿げたおっさんが8割だった点に目を瞑れば。
残りの2割は体育会系の大学生とか、私みたいな限界社会人とかですかね。
軽く上せかけながらも、風呂から上がった後は中庭で少し涼んでました。
鹿威しに侘び寂びもクソもない派手な装飾というアンマッチな光景を眼前に、パイン牛乳をごくごく飲んでました。
一か月前に家族と来たときは定番のコーヒー牛乳だったので、今回は変化球でいってみました。
エモい。(言いたいだけ)
その後ちょっと贅沢したくて、いつもは食べないソフトクリームを買ってしまいました。
330円。ちょっとしたリゾート価格。
味は至って普通だったので、単純に「風呂上がりのアイス」てところにプレミアがついてたり？
余談
一人ソフトクリームを舐めてると、鳴り響く社給スマホ。どうせ下らんメールだろうと確認すると案の定しょうもない連絡メールだったのだが、その時不在着信に気づく俺。
「確認したい事があるので至急折り返して下さい」 12：30 のSMS
あーめんどくせぇこちとら休暇を満喫してんのに余計な手間かけさせないでくれよ、
そもそもその時間ファミレスで優勝してたんだから気づく訳ねえだろと思いながら、口にアイス突っ込み銭湯を後にし一抹の不安を抱えながら折り返す。
結論から言うと、午前中に引き継いだことで確認したかっただけで大したことは無かったけど、プライベートにまで仕事に浸食されて、ゆっくり風呂上がりの余韻に浸る時間や折り返しの手間によって、せっかく開放したストレスがまた蓄積され、ちょっと苛立ちながら帰路に着くのであった。
夕方ともなると、日中の気温も下がってきて夜風が湯上りの身体を駆け抜けて、何とも言えない心地よさを感じ駅へと向かいました。
自分の思う「プレミアムフライデー」を創造してみましたが、私としては概ね満足でした。
何より、午前中一緒に仕事してたメンバーが今もなお何かしら作業してる中、自分はタスク押し付けて酒盛りだの風呂だの満喫する背徳感。
しかしそれと同時に、今頃あの人はあれやってるのかなぁと思いながら、思い思いのひと時を過ごす優越感。
これに勝る愉悦はそうそうないのでは。
(やっぱ無職が最強という言い分は当方受け付けておりません)
キンキンに冷やしたレモンサワーを飲みながら、今日を振り返るこの時間まで含めて充実した一日…いや半日でした。
というか単純に、同じ一回分の有給休暇なら、一日休むよりも午後半休×2の方がお得な気がするんですけど、私だけですかね？
それはそうと、今日で味を占めてまた定期的にこのような休暇を過ごしてみるのも悪くはないな、と感じました。
自分に嘘ついて社会人やってる以上、たまにはこういうのもありでしょう。
…本当は一緒に休み合わせて取ってくれる存在がいるのがいいんですけどね。
以上、世の中舐め腐った若者の戯言でした。
